災害時の停電!家庭にある物で明りの確保!ランタンの作り方3っの方法

防災DIY

台風などの災害で停電になったら、まずは明かりの確保!
普段から、防災用にライトや、乾電池などの備えをしている方は問題ないですが。

意外と防災の備えをしてないご家庭が多いのではないかと思います。

そこで、備えがなくても、家庭にあるもので簡単にランプを作ってしまいましょう。

1. ツナ缶のランタン2.廃油(使った天ぷら油)を使ったランタン
2.廃油(使った天ぷら油)を使ったランタン

これを知っていれば、災害時に停電になっても、
慌てずに済みますので、是非お試しください。

災害時にはもちろん、アウトドア(キャンプ)でも重宝しますよ。

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ツナ缶ランタンの作り方

それでは、ツナ缶ランプの作り方をご紹介します。

用意するもの

  • ツナ缶(ノンオイルや水煮は不可)
  • ティッシュペーパー  1枚
  • 缶に穴を開ける道具 (キリ、缶切り、ドライバーなど)
    缶に穴を開けられるものであれば何でもOK

作り方

1. ティッシュを半分に切ります。
  切った半分のティッシュを細長く、紙縒りを作る要領で丸めていきます。
  更に紙縒りを二つ折りにして縒って行きます。
  ( ツナ缶の高さの2.5倍位の長さにします。 )

2. ツナ缶を裏返しにして真ん中に穴を開けます。

3. 作ったティッシュの芯を缶の穴に差し込んでいきます。
  2cm位芯が出るようにセットする。

4. 芯の先端まで油が染み込むのを数分待ちます。
2~3分位かかります。

5. 油が染み込んだらツナ缶ランタンの完成です。

使い方

1. ティッシュで作った芯に火を付けます。
  火がつきにくい場合はティッシュの長さや、油の染み込ませ方を工夫しましょう。

注意点

芯の長さが足りないと、1、2分して火が消えてしまうことがあります。
その時は、1~2cm位芯を引っ張り出して再点火してみてください。

2. この状態で50分~60分位は火が付いています。
   ツナ缶には結構多くの油が含まれているので、
   芯を入れて火をつけてやるとロウソクみたいな感じで使えます。

3. 缶の油を吸い上げなくなったら自然に火は消えます。

途中で火を消す場合は、息を吹きかければ消えます。
または、不燃性のモノで火が着いているところを覆って、
空気を遮断すれば消えます。 

災害時の停電などで、明かりの備えがない場合、
ツナ缶を使って、灯をともせるのでとても便利です。

火が消えた後は、中のシーチキンもそのまま食べることが出来るので、
非常食料としても使えます。

災害時には非常に便利な方法だと思います。

※注意点

災害時には、直接火を使うよりは LED ランプ等を使った方が、
火事とかにもなりにくいので安全です。

一つの最終手段として、
こんな方法で火をつけるやり方もあるよっていうのを、
頭の片隅に覚えておいてください。

追加情報

・ツナ缶ランプを使って、飯盒(鍋でもOK)に1合の米と同量の水で炊飯も出来ます。
・2人前ぐらいのカレーやシチューなんかも調理出来ます。

シーチキンも一緒に食べると美味しいですよ。
シーチキンは油が無くなり、あっさり味になります。
パサパサ感はありませんでした。

廃油(使った天ぷら油)を使ったランタンの作り方  その 1

用意するもの

  • 空き瓶、空缶(アルミ缶)、小皿、湯呑、コーヒーカップ等(耐熱性のある容器ならOK)
  • 廃油(使った天ぷら油)または、調理油(サラダ油など) 少量
  • アルミホイル 幅5㎝位 2枚
  • ティッシュ  1枚

作り方 

1.  ティッシュ1枚を細長く、紙縒りを作る要領でねじり、
   二つ折りにして、更にねじってランプの芯を作ります。

2. アルミホイルを1枚取って、細長くねじってから丸い輪っかを作ります。
  輪の大きさは、容器に収まる大きさにする。

2-①
2-②

3. もう1枚のアルミホイルは細長くねじってから、
  真ん中に芯を支える輪っかを作ります。

4. 手順2で作った輪っかに、手順3で作った物をくくり付けます。

4-①

5. 手順4で作ったアルミホイルの台の輪っかに、
  ティッシュで作った芯を取り付けます。
  芯が1~2cm位出るように取り付ける。

6. 空き缶に手順5で作った台を入れます。

7. 瓶に廃油(使った天ぷら油)を適量入れます。
  この時、油を芯にかけるようにすると、油の浸透が早くなります。
  芯にかけずに油を入れた時、油が芯にしみ込むまで2~3分程かかります。

8. 油が染み込んだらランタンの完成です。

※他の容器を使った例

8-①
8-②

使い方

1. 油が染み込んだ芯に火を付けます。
   火がつきにくい場合はティッシュの長さや、油の染み込ませ方を工夫しましょう。

2.油の量で火が付いている時間が変わります。
   少量でも2~3時間は灯ってます。
  なんと言っても、風に強いのがいいです。

どのご家庭にも、使った天ぷら油があると思います。
その廃油(使った天ぷら油)を使ってランタンができます。

廃油がなければ、キャノラー油などの食用油でOKです。

廃油(使った天ぷら油)を使ったランタンの作り方 その2

蓋付きの空き瓶があるなら、以下の方法で作れます。

用意するもの

  • 蓋付きの空き瓶       1個
  • 廃油(使った天ぷら油)または、調理油(サラダ油など) 少量
  • アルミホイル 幅5㎝位 2枚
  • ティッシュ       1枚
  • 缶に穴を開ける道具 (キリ、缶切り、ドライバーなど)
    缶に穴を開けられるものであれば何でもOK

作り方

1. 蓋の中央にキリやドライバーで穴を開けます。

2. ティッシュを半分にして細長く、紙縒りを作る要領でねじり、
  二つ折りにして、更にねじってランタンの芯を作ります。

容器が深い場合は、もう半分のティッシュを芯に巻きつけ
長さを調整してください。

長さの調整が必要なければ、ここは飛ばして次の手順へ進みましょう。

3. アルミホイルを1枚取って、細長くねじってから丸い輪っかを作ります。
  輪の大きさは、容器に収まる大きさにする。

4. もう1枚のアルミホイルは細長くねじってから、
  真ん中に芯を支える輪っかを作ります。

5. 手順3で作った輪っかに、手順4で作った物をくくり付けます。

6. 手順5で作ったアルミホイルの台の輪っかに、
   ティッシュで作った芯を取り付けます。

7. 手順6で作った芯と台を瓶に入れる。

8.  瓶に廃油(使った天ぷら油)又は食料油を入れます。
  この時芯に油を注ぐように入れると浸透が早まります。

9.  蓋の穴に芯を通し2~3cm位出して、蓋を締めると完成です。

使用上の注意点

これらの、ランタンを使う場合 、 火をつけている時、煤がかなり出ます。
火がついている間、ずーっとです。

なので、部屋の中で使う場合、天井や壁が煤けてしまう可能性があります。
屋外か換気の良い場所で使うことをおすすめします。

芯の長さを少し短めにすると、煤の出が少し減るような気がします。
煤が気になる場合は、芯の出ている長さを調整してみてください。

まとめ

災害時の停電は、備えがないと暗闇の中での生活を強いられます。
どこの、ご家庭にもある物で、簡単に明かりを灯すことができます。

電灯の、明るさには叶いませんが、明かりがあることで、気持ちも安らぎます。
ちょっとした工夫で、災害時にもつかの間の安らぎを得る事ができます。

ここまで紹介した簡易ランプは、
日常で使っているもので、簡単に作ることが出来ます。

これらの作り方を知っているだけでも、
非常時には慌てること無く過ごすことが出来ると思います。

もし、災害にあわれたならば、
慌てず、騒がず、落ち着いて、
これらの方法を思い出し役立ててください。

但し、火を使うので、家の中で使う場合は換気にも気をつけて、
取り扱いにはくれぐれも注意してください。

火災などの、二次災害に遭ったら目も当てられませんからね。

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